不動産の購入方法と売却方法

家不動産を購入する流れとやり方

満足度の高い不動産購入を行うためには、一般的な流れを知っておくことが大切です。購入希望時には、希望価格や希望条件も提示することができますので、抑えておきたいポイントはあらかじめ整理しておきましょう。

①購入の申し込み

物件探しや現地見学会で希望の物件を見つけたら、希望購入価格や希望日、希望条件を記載した「購入申込書」を仲介する不動産会社に提出します。ここに記載する内容は後に売主様からの売却条件と調整していくことになりますので、慎重に作成するよう心がけましょう。

②住宅ローンの事前審査

不動産購入では住宅ローンを借りることになりますので、まず審査が通るか事前に確認しなくてはなりません。住宅ローンの事前審査は、本人確認書類と源泉徴収票などの必要書類を金融機関に提出すれば、約3~4日程度で結果を確認することができます。

③売主様との間で契約条件の調整

続いて売主様が売却時に提示していた希望条件と、買主様の購入における希望条件を、双方が納得できるまで調整していきます。合意に達したら契約での必要書類を作成し、宅地建物取引士から重要事項の説明を受けます。

「重要事項」は権利関係や契約解除時の関連事項など、不動産会社が買主様に説明責任を負う事項のことです。よく理解しないままでいるとトラブルの原因にもなりますので、必ず確認するようにしましょう。

④売主との売買契約

全ての手順を終えたら、売主様と「売買契約」を結びます。売主様に手付金を、不動産会社に仲介手数料を支払ったら、予定日に物件を引き渡してもらい契約完了です。

家不動産を売却する流れとやり方

生活や仕事の変化、新たな住まいの相続、住み替えなど不動産を売却する理由は人によってさまざまです。不動産売却の際には不動産会社と連携した動きが多く、初めての場合はどうすればいいか戸惑う人も多いかもしれません。

ここからは不動産売却を決めてから実際に引き渡すまでの流れを解説していきます。各段階のポイントについて詳しく見ていきましょう。

①不動産会社へ売却の相談

まずは不動産会社へ売却したい物件について相談しに行きます。不動産売却の方法では「仲介」と「買取」の二種類が挙げられます。

「仲介」は不動産会社が物件を査定して価格を設定し、仲介者となって購入希望者を募集するやり方です。対して「買取」は不動産会社が物件を直接購入するやり方ですので、仲介手数料はかかりませんが、市場価格よりも低価格での売却となります。

不動産売却を相談する際には、この売却方法も含めて

・いつ頃までに売りたいか

・どれくらいの金額で売りたいか

・売却時に希望する条件はあるか

といった内容を不動産会社と確認していきます。売却計画として希望する条件は、この段階で伝えておくようにしましょう。

②物件の調査・査定

「査定」とは不動産の状態を細かくチェックして売却時の予想価格を算出することです。物件だけでなく周囲の環境や地域特性も調査し、「法務局調査」や「役所調査」なども踏まえて査定価格を割り出していきます。

③不動産会社と媒介契約

「媒介契約」は、不動産会社に売却を含めた仲介を依頼する契約のことです。媒介契約には全部で三つの種類があります。

①専任媒介契約

②一般媒介契約

③専属専任媒介契約

どれを選ぶかによって、他社との契約ができるかどうか、仲介業務の実施状況をどれくらいの頻度で報告されるかなどが変わっていきます。売却相談時に決めた希望や条件と照らし合わせて最適な方法を選んでいきましょう。

④売却活動

媒介契約を済ませると、不動産は売却可能な商品として公開されるようになります。購入を検討している人が内見に来ることもありますので、掃除や片付けなどできる限りの事前準備を行っておくのがポイントです。ほかにも、

・季節に合わせて室内の温度を適温にしておく

・なるべく日の光が当たるようにカーテンやブラインドは開けておく

・キッチンやトイレなどの水回りは生活感が出ないよう整えておく

といった点を心がけておくと、より物件を魅力的に演出することができます。初めての来訪で購入検討者に好印象を与えられるよう、清潔で快適な空間づくりを目指しましょう。

⑤購入希望者との売買契約

購入検討者が不動産の購入を希望すると、「購入申込書」が作成されます。この「購入申込書」の内容を元に希望価格や支払い条件、希望日や希望条件を確認し、売主様との間で調整を行っていきます。

売主様と買主様の間で合意に達したら必要書類を作成し、重要事項を説明した後「売買契約」を結びます。

⑥引っ越しや引き渡し準備

「売買契約」が成立し残代金の受領日が決定したら、住宅ローン完済のお手続きや測量の手配が必要です。残代金の受領日に問題なく引き渡しが完了できるよう、引っ越しに関わる手続きも早め早めに行っておくと安心です。

⑦残代金の受取、物件の引き渡し

売買後の残代金を受け取ったら、不動産の所有権が移ったことを示す「所有権移転登記」と鍵の引き渡しを行います。全ての手続きが終わったら不動産売却の完了です。

家不動産売買まとめ

不動産の売買は相手との希望条件をいかに調整していくかが満足度を上げるポイントとなります。しかし個人間で売買しようとすると面倒な手続きも多く、確認事項の不備などでトラブルにも発展しかねません。イサオ開発なら不動産売買、物件に関するアドバイスを専門家の視点で行わせていただきます。不動産の売買をご検討の方は、ぜひ一度お気軽にご相談くださいませ。